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50歳超~院生、社会科学へ再挑戦 
シニア入学というライフステージ

(平成23年10月7日)
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 50歳くらいから大学院への入学が目立ち始めている。学部選択の傾向は人文科学系よりも社会科学系が多く、シニアの生き方が多様化していることのあらわれであろう。学窓の門を叩くのはシニアの挑戦だが、大学にも歓迎したい事情がある。現在、大学は全国に778施設あり過密状態で、その半数は定員割れという厳しい現実。15を超える大学で積極的にシニアを受け入れていて、文科省調査で、全国公私立大学の研究科に入学する50歳、61歳以上の大学院生数は09年までの推移では微増し、増加傾向にある。

 長年、大学はアカデミックな教育に重点をおいてきた。そのため職業能力養成にかかわる学位やプログラムの整備が遅れていた。ニッセイ基礎研究所によれば最近、高度の専門性が求められる職業についての大学院レベルでの養成課程(法科大学院や教職大学院などの専門職大学院)、各種専門職の再研修事業といったものが増加しつつあり、「職業能力養成・再開発機関として大学の役割が拡大する傾向にある」(日本国内「草の根会議」)ことがわかってきた。
 
 シニアが主に社会科学系を選ぶのはビジネスと関連深い学問であるためで、純粋に知識を学術的に体得するために高等教育機関に身をおき、人生の充実を図ろうとするシニアの生き方がみてとれる。大学がシニア層にとってより身近なものとなることは、超高齢社会の成熟につながり、シニアの精神性にも貢献するだろう。
 
 
 
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